今年に入って、
商品先物の中で金が一人勝ちするように高騰しています。これまで多く
の市場関係者が2008年につけた最高値がピークであると考えていました。しかし、
依然として強い状況にあります。長期的な上昇局面が続いているのです。
これまで有事のドルといわれていたドルの信用が大きく低迷しているので、米国経済の
状況が芳しくない内容の事柄が報じられると大きく売られます。
2003年当時、イラクへの攻撃がはじまると米ドルが売られ、スイスフランが買われたり
もしたのですが、今では
金が大きく買われ、まさに
有事の金といった動きを示します。
米国株式市場が大きく下落すると金相場は大きく上昇し、反対に大きく米国株式市場が
上昇すると、金相場は大きく低迷します。なので、米国株式市場の動きに対して反比例
するので、
金相場は今現在、投資する上で非常に重要な指標の一つです。
しかし、金相場が大きく上昇したからといって、商品先物市場に上場するほかの銘柄が
上昇するわけではないので、株式市場の資金が勢いよく商品市場にシフトされている
というわけではありませんので、他の銘柄への投資は注意が必要です。
ちなみに、依然として米商品先物取引委員会(CFTC)の取組高報告でもファンド筋に
よる金先物の買い越し幅は大きく増加しております。また、金ETF(上場投資信託)の、
主要4市場合計での現物保有高に関しましても高い水準にあります。
システムトレードでも金相場の特性を生かさない手はありません。しっかりと検証して
システムをビルドアップすれば非常に有利にトレードできるでしょう。
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