先物取引に限らず投資の世界では、魅力的な話題が一方的に先行し、投資家の期待
を裏切る場面が多々あります。例えばこれからどの銘柄が大きく上昇するといった情報
が相場で流れるて価格が上昇すると一気に売りを浴びせて暴落させます。
今では
先物取引の世界でも、かなり規制が厳しくなっていますので、こういった行為を
頻繁に繰り返すことはできませんが、短期の場面では依然として行われています。
ですので、
相場に流される情報や
チャートの動きに騙されないように注意する必要が
あります。また、友人や知人からの話も決して鵜呑みにしないでください。
「世の中の人間をだれも信用するな」といった趣旨の話ではありません。友人や知人
も話を誇張して話す場合が少なくないからです。
一方、チャート分析についてですが、
先物取引で
システムトレードする上でチャート
は言うまでもなく重要です。相場の動きを忠実に反映しているといえます。
しかし、各種パターンが忠実に繰り返されるということはありません。例えば上昇、下降
パターンが必ずしも忠実に再現されるわけではありません。
そうすると、騙されたと思うわけですが、事前にしっかりと確率を検証すれば、このような
ことは避けられたわけです。白か黒かで判断しようとすると必ず負けます。
白と黒が交互にくるということは通常まず考えられません。１０個うち６個が黒ならば白は
４個です。黒へ投資するのであれば、白が４個あることを警戒した上で投資しなければな
らないわけですから、それに合わせて投入金額を決めます。
上述した例で言えれば、最初黒が５個続いてでたので、次も黒が来るだろうと思って黒に
投資して、白が出れば誰でも騙されたと思うことでしょう。もし、投入金額が大きければ、
それまでの利益が飲み込まれてしまう可能性が高いです。
こうしたことを繰り返せば退場を余儀なくされてしまいます。そうならないためにも小さな
ことと馬鹿にせずにしっかりと検証しなければならないのです。
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