ギリシャ、スペイン、ポルトガルのデフォルトリスクが日増しに高まっています。米国市場は
回復傾向にあるかもしれませんが、欧州市場が端を発して再び金融危機が勃発するかも
しれません。このため、各金融市場にて値動きの荒い展開が続いてます。
今後、金融不安がある一定のレベルにまで改善されることを期待したいのですが、いたる
ところで火種がでているので、一気に火がつくような事態にならないことを願うばかりです。
そうした状況下であったとしても、先物や株式は、値が下がれば必ず上がり、反対に値が
上がれば必ず下がるとされています。ですので、一時大きく低迷しましたが、ここにきて
値を戻しています。しかし、こうした上昇局面がいつまでも続くわけではありません。
バブルでもそうなのですが、過熱するとさらに過熱した状態が続くと考えてしまいますので、
注意する必要があります。根こそぎ資産を持っていかれる必要はありません。
過去2年間の
相場の傾向は、もし相場が下げても、しばらく下げる状態が続きました。一方、
株式が沈んでいくのを横目に商品市場は大きく上昇しました。
そして、上げても、さらに上昇するといった状態が続いたのです。基本的には下がれば上が
るという考え方は、ある意味正しいのですが、交互にやってくるわけではありません。
上げ続けることは少ないですが、実際に下げ続けることの方が多くあります。また、実際に
上げ過ぎた相場は、いずれ下落するという考えは、非常に理解しやすいでしょう。。
裁量トレードでも、相場の下げ方に注目することで、下落相場でも敏感に反応することもなく
ります。下落相場で冷静に対処できるようになれば本当に鬼に金棒です。
多くの投資家たちがパニックになる中で冷静にトレードできるわけですから、相場にあわせ
たポジションを取ることが下落相場にありながらも比較的容易にできるようになります。
上昇相場よりも下落相場を徹底して分析することで勝機が見えてきます。
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