忍者ブログ

ポートフォリオ理論を極める方法 - 先物取引ではじめるシステムトレード入門





[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント(-)トラックバック(-)

ポートフォリオ理論を極める方法


ポートフォリオ理論とは、投資対象を一つに絞り込むことよりも分散し
て投資した方がリスクに対しての収益が大きくなることです。



そして、先物取引においてもリスクを抑え、尚かつ可能な限り大きな
収益を狙うには分散投資を行う必要がございます。



そして、裁量型トレードと、システムトレードを比較して考えた場合は、
システムトレードが有利な点として分散が容易な点があげられます。



といいますのも、裁量トレードは所詮人間能力に沿って行われますの
で、たとえば、同時に複数の市場で取引したり、同時に複数の手法を
使って取引するのには、必ず限界があります。



これに対してシステムトレーダーは、システムを上手く設計することに
より銘柄・限月・期間・手法などの分散が容易に行えます。このため、
システムトレードは分散投資の恩恵を受けることができます。



分散を行うとき、必ず注意しなければならないポイントはそれぞれの
投資対象を相関関係が小さなものにしておくことです。


相関関係が小さいほど、分散投資の効果は大きくなるのです。



例えば、銘柄を分散する場合は、ガソリンと灯油のように、同じような
値動きが予測される銘柄と銘柄を組合わせるより金とトウモロコシの
ようなまったく違う値動きをするものを組合わせる方が効果的です。



そして、限月間においては、相関性が高いので、限月の分散は一般
的ではありません。しかし手法によっては単一の限月に絞ることより
も大きくパフォーマンスを向上させる場合がございます。


時間の分散とは同じ手法を用いても取引する期間を変えることです。


例えば、ブレークアウトシステムで40日のブレークアウトのみを用い
るよりも、20日や60日のブレークアウトを組合わせたほうが必然的
にパフォーマンスが安定するのです。



一方、手法の組合せについてですが、トレンドフォロー型のシステム
とカウンタートレード型のシステムを組合わせることによって、パフォ
ーマンスは飛躍的に向上することになります。



トレンドフォロー型はトレンドがある場合は大きな利益になり、しかし、
トレンドない状態において、だましのブレークアウトを繰利返します。



そして、これにカウンタートレード型の手法を組合わせることによって、
トレンドフォロー型が損失を出しているトレンドが無い状態であったと
しても利益を確保することができます。



この他スプレッド取引のような手法を取り入れることによって、手法の
分散の効果を高めることができます。
PR

コメント(-)トラックバック(-)
Copyright © 先物取引ではじめるシステムトレード入門 All Rights Reserved.
当サイトのテキストや画像等すべての転載転用・商用販売を固く禁じます
忍者ブログ[PR]