昔から商品先物業者による詐欺事件は多数あったわけですが、毎年のように手口は変化
するようでして、昨今ではIT化が急速に進んだため、コンピューターでの投資分析・取引を
うたうケースが多発し、被害者の方も自分は大丈夫だと思ってしまうようです。
「転載開始:毎日新聞」
『絶対もうかる:先物詐欺のワナ ト社初公判 ソフト使い、架空の投資利益算出 /岩手』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110607-00000026-mailo-l03
海外商品先物オプション取引受託業者「トレイダーズ・エクストリム・カンパニー」(破産手続
き中、東京都品川区)による投資詐欺事件で、顧客の投資欲をあおるため、シミュレーション
ソフトを使い架空の投資利益を算出していたことが6日、分かった。
盛岡地裁(中島真一郎裁判長)で開かれた初公判の被告人質問で、組織犯罪処罰法違反
(組織的詐欺)に問われた元支店長の佐藤博之被告(44)が証言した。
佐藤被告と元支店長の加藤健被告(39)は起訴内容を認めた。検察側は佐藤被告に懲役
4年、加藤被告に懲役3年6月を求刑し、弁護側は執行猶予を求め、即日結審した。
判決は7月14日。検察側は論告で「情報が得にくいという取引の特性を悪用した」などと指摘。
弁護側は佐藤被告について「元役員からの指示に従ったまで」、加藤被告については被害者
2人との和解や弁済金を払ったことを挙げ「減軽嘆願書が出ている」などと述べた。
起訴状によると、両被告は07~08年ごろ、元役員らと共謀し、70歳代女性ら4人から「海外
商品先物オプション取引」の投資金として預かった計約5000万円をだまし取ったとされる。
「転載終了:毎日新聞」
東京、大阪などの都市部ではライバル会社が多いので、顧客の奪い合いが激化しているため、
地方の富裕層を狙う戦略に切り替えているようですので、甘い儲け話には十分注意して下さい。
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