裁量取引の場合であれば投資する銘柄がどの方向に動くのか非常
に悩まれるところだと思います。基本的に商品の価格はふさわしいと
思われる方向に動きますので100%予測することは不可能です。
過去の価格変動波動から、明日の価格の動きは予測出来るともいえ
ますし、反対に出来ないともいえます。
過去の価格と、未来の価格を通して今現在の価格がつけられている
わけではないので、特別関連性はありません。
では、価格を動かす最も大きな要因とは何かといえば、市場参加者
の感情が大きく影響します。この場合の感情とは、もちろん市場を
取り巻く様々な諸事情に対する反応という意味です。
特に短期的には人間心理が相場を形成する大きな要因です。時に
は過剰なまでに反応する場合も多々あります。
ですので、明日の価格がどう動くか戦略を立てる上で、商品の需要
を考えるだけでは、適切な投資判断は下せそうにありません。
それよりも、商品の価格を予想する上で重要なのは相場に入ってい
る投資家の感情や心理について考えるべきだと思います。
そして、システムでこうしたことを行なうのであれば、まず短期的な
価格の動きを判断材料として採用することができると思います。
また、過去の値動きのパターンを参考にし、その数値から今現在の
状態がどのような状態にあるか判断できます。
上昇する確率は、何%あるのか算出することが可能で、仮に70%と
算出されれば、そのときどのようなポジションを取るかそれぞれの数
値に合わせて投資行動を設定します。
基本的には、投資判断を下すためにあるとされている指標全てが役
にたつともいえますし、反対に役にたたないといえます。
大切なのはいかに役立たせるかということに尽きると思います。
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